医療過誤(患者側・特にがん自由診療)
本当に真実は分からないのか
医療過誤(特にがん自由診療・患者側)の事件は、依頼者の方にとって、極めて困難な訴訟となります。
その理由はさまざまですが、特に次のような事情が挙げられます。
第一に、証拠が医療機関側にかたよっているため、「そもそも何が起こったのか」が分からないこと。
第二に、弁護士費用、特に着手金が高額になることも多く、訴訟を諦めざるを得ないこと。
第三に、たとえ医療ミスが認められたとしても、死亡との因果関係の立証が極めて困難であること。
第四に、他の医師が同業者に対する「忖度」から協力を得られず、専門家の意見が手に入りにくいこと。
第五に、特にがん自由診療は、多くはステージ4のがん患者が利用してしまうものであり、遺族が提訴に踏み切ることができない。
これらのすべてを完全に解決する方法は、現時点では存在しないのかもしれません。
また、法律の専門家の中には「訴訟は真実を明らかにする場ではない」と言う人もいます。
確かに、訴訟は感情を晴らすための「復讐の場」ではなく、法的な手続きの中で冷静に主張・立証を行う場です。
しかし、それだけで本当に良いのでしょうか。
私は、そうは思いません。
少なくとも、患者側の「何が起こったのかを知りたい」という切実な想いに、弁護士として誠実に向き合いたい。
たとえ限界があったとしても、真実に一歩でも近づくために努力を尽くすのが、私の信念です。
そのために、証拠開示の工夫や、「医療過誤をした病院と関係のない」他府県の医師など、志の高い協力者と連携し、意見書を得られる体制を整えています。
また、経済的な障壁を乗り越えるため、着手金を可能な限り抑える工夫も行っています。
「安かろう悪かろう」と思われるかもしれませんが、信頼できる医師や弁護士との連携により、費用を抑えながらも適正な対応を追求しています。私は、「弁護士だから医療過誤に取り組む」のではありません。
「医療過誤で苦しむ方々に寄り添いたい。そのために必要な資格が弁護士だったのだ」と胸を張って言えるよう、これからも真摯に努力を重ねてまいります。
医療過誤(患者側・特にがん自由診療)の料金
着手金 55万円~
成功報酬 得た経済的利益(回収金)の22%